[TK-80BSボード] [キーボード] [システム構成図]

TK-80BSの主な仕様(当時のカタログより)

TK-80BSボード 組立調整済みの完成品で、TK-80/80Eと組み合わせて使用
ディスプレイ 家庭用TV(1または2チャンネル)またはモニタTVを使用
画面 32文字×16行、文字とグラフィック記号を同時に出せる
カセットインターフェース

300ボーのカンサスシティスタンダード規格

録音:マイク入力端子及びAUX端子レベルの切替可
再生:1V〜2Vp-p程度が適当
RAM 5Kバイト実装済、最大7Kバイト
ROM 8Kバイト実装済(モニタ4K、BASIC 4K)
最大12Kバイト
キーボード 英数字、カナ文字付フルキーボードを実装済
消費電力 RAM7K実装時で+5V 2.5A以下、+12V 0.1A以下
※TK-80と組み合わせるときには、最低+5V 3.5A、+12V 0.3A以上の電源が必要です

 TK-80BSは、ワンボードマイコンのTK-80/80Eと組み合わせることで、BASIC をROMで持つ普通のマイコンとして機能するようになっていました。BASICも浮動小数点、二次元配列、文字ストリングの扱いが可能であるなど、必要にして十分な機能を備えていました。もちろん、BASICとマシン語のリンクも可能でした。

 つまり、TK-80/80Eでハードウェアとソフトウェア(アセンブラ/マシン語)を勉強することでコンピュータの原理を学ぶことができ、TK-80BSでBASICが使えるようになるため本格的なコンピュータの使用方法について学ぶことができる、というステップアップで学べるところがよくできていたと思います。


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